再就職手当はいくら貰える?すぐに貰えるの?
再就職手当とは失業保険の支給残日数を1/3以上残して早期に再就職された人に支給される手当です。
意外と知らない人も多く、上手く活用されていない人も多いようです。
今回の記事では、実際にどれくらいの金額がいつごろ貰えるのかを調べていきます。
※この記事は厚生労働省「再就職手当のご案内」を参照にしています。
再就職手当はいくら貰える?その計算方法
雇用保険受給資格者証を用意し、
①「20.所定給付日数」から、再就職先に勤務する前日までに失業認定を受けた日数を引きます。
②「19.基本手当日額」を確認します。(※60歳未満6165円、60歳以上65歳未満4990円の上限あり)
③以下の条件を確認します。
- 支給残日数が所定給付日数の3分の2以上→基本手当の支給残日数の70%の額
- 支給残日数が所定給付日数の3分の1以上→基本手当の支給残日数の60%の額
例)所定給付日数が90日、支給残日数が60日以上、基本手当日額が5000円の場合
①支給残日数:60日 × ②基本手当日額:5000円 × ③70% =21万円 となります。
給付制限が3か月ある人がその期間中に再就職した場合も同様に70%となります。
ただしこの場合、7日間の待期期間終了後、最初の1カ月間はハローワークまたは職業紹介事業者の紹介によって就職した人が給付対象となるので注意してください。
(※ハローワークの紹介とは紹介状をもらい応募した場合に限ります。)
再就職手当はすぐに貰える?
申請から手続き完了、審査まででおおよそ1か月半~2か月を目安にしましょう。
【支給までの主な流れ】
①まず、就職日前日に就業の申告をした際に再就職手当に該当する可能性がある場合には「再就職手当支給申請書」を渡されます。
②再就職手当支給申請書の本人記入欄に記入し、再就職先で事業主の証明を受けます。
※派遣など場合は職業紹介証明書を派遣会社に依頼します。
③就職日の翌日から1ケ月以内に雇用保険受給資格者証と再就職手当支給申請書、派遣などの場合は職業紹介証明書をハローワークに提出する。
④ハローワークによる審査。
⑤支給になった場合、自宅に支給決定通知書がくる。
⑥失業保険と同じ口座に振り込まれる。
参照:ハローワーク「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」
すぐには貰えなくても、まとまってお金がもらえるのは働きはじめでお金がかかる時期には有難いですね。
再就職手当は早期の就職を促進するための制度です。
また再就職手当を受給した人で、再就職先の6か月分の賃金が退職前の賃金よりも低い場合は「就業促進定着手当」が受けられます。(※近日記事UP予定)
コロナで状況はかなり厳しいですが、色々な制度を調べて、少しでも前向きに生きられる明日を探していきましょう!
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